臘梅、福寿草、阿左美冷蔵かき氷・その美味しさの秘密、を訪ねて

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う~ん、まぁ見た目はアレだが、周囲の木立と屋根で日差しは遮られるので、やはり日中はありがたいかな。
もう日も暮れる時間だし、真冬なので、イビキをかいて寝ているモーは車の中で待たせることにして、入浴を済ませた。

で、余談だが、こちら「満願の湯」はスゴイです。
なにがスゴイかって?
一階の休憩所で行われているカラオケです。マジで、必見です。
地方の日帰り温泉に行くと、休憩スペースを兼ねた食事処などにステージがあり、地元の人(たぶん)を中心にカラオケが行われているのはよくあることなのだが、ここはまずマイクを持つ人の歌唱力のレベルがミョーに高い。ちょっと異様なほどです。
そして、なによりもスゴイのが、合いの手を入れてカラオケショーの場を盛り上げる専門のMC(っていうのか何なのか....)がいるのだ。
モータン&みーたんが風呂からあがるのを待っている間に、「えぇ、なにコレ?!」と漏れてくる音に驚かされただけで、実際に宴会場の中に入ったわけではないためシステムはよくわからないのだが、まず「XXさん、準備をお願いいたします」ときわめて事務的な女性のアナウンスがあり、歌唱者がステージに上がる。そして、注目すべきはその後。
紅白歌合戦の司会よろしく「冬の東北、日本海を渡る風、あの人の帰りを待って幾年月。着てはもらえぬセーターを、今まで何枚編んだことでしょう。男の身勝手と女の純情を、これほど切なく、これほど見事に、描き上げた作品を私は知りません。昭和XX年度レコード大賞最優秀XX賞受賞。今は亡きXX先生の不朽の名作「XXXXX」、今宵唱うはXX様、皆様どうぞお聴きください~~~!!!」みたいな(文章は今、ワタクシがテキトーに作りましたが....でもホントにこんな感じ)前フリを即興(たぶん)でつける謎のオジさんが、ステージ脇にいるのだ。
最初はよく聞いていなかったので、「台詞のある演歌を歌う人が、ずいんぶん多いな~」となんとなく思っていたのだが、そうではなかったのです。
いやもう、ビックリしました。あんなの、日帰り温泉で初めて見た。。。

どうも、このカラオケは、「満願の湯」の名物のようです。
詳しく調べていないのでよくわかりませんが、こちらの予選を勝ち抜くと、テレビ埼玉で放映中のカラオケ番組(!!!)に出演する権利を得るのだとか何だとか。
道理で、素人離れした強者が多いのですな。

アルプスもあれば謎のカラオケ温泉もある........
秩父、侮れませぬぞ。

おしまい。

           

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