もし、倒木を渡って氷瀑の真下から写真を撮っていたら、串刺しになっていたところだよ..........ふぅ。
厳冬の八ヶ岳周辺で氷と雪を楽しむ予定の旅行だったが、春の訪れなのか、はたまたさらなる地球温暖化なのだか、を感じる二日間になりました。
おしまい。
突然、バタンという車のドアを閉めるような音がした後、地響きがするような轟音と共に、目の前で巨大な氷柱が崩落した。
あ~、ビックリした。。。
アイスクライミングのゲレンデとしても利用されているようだが、もちろんそのような人々の姿はない。
肝心の氷瀑も、すでにかなり溶けてしまっているようだった。
15:15
帰路の途中にある海ノ口・湯川の氷瀑を見学していくことにした。
一般車両進入禁止の場所から、15分ほど歩くことになる。
例年であれば凍結していることが多いはずの林道には、ほとんど雪も氷もない。
沢水も、勢いよく流れ落ちていた。
女性陣は、豪快にほうとう。
それにしても、嬉しい偶然でした。
でも、山歩きをしている人同士って、何度もあちこちの山ですれ違ったりするらしいから、またどこかでバッタリ出会いそうだ。
キャンプでも、ご一緒しそうだしね。
そのまま「美し森ファーム」で一緒にお昼ご飯を食べていくことにした。
そして、エル君に次から次へとその辺の雪を食べさせている.........
オイオイ...お腹こわしちゃうから止めなさい。。。
せっかくだから記念写真でも撮りましょうということで、羽衣池まで登り返した。
さっきまで寝ていたミドリも目を覚ました。
11:30
ところが、下山の途中でなんとエル結家とバッタリ鉢合わせした。
山梨県の山中で、まさかサイタマの犬友達に会うとは......!!!
...が途中で、モータンが気分がのらないと言い始め、結局スノーシューを使うこともなくUターンすることになった。
10:30
今回お世話になった野辺山荘さん、細かい気配りがとても心地の良いお宿でした。
チェックアウトの際にモータンの分のスノーシューをレンタルして、昨日下見したルートを歩いてみることにした。
初めて口にしたとろろ飯は、ミドリの口にはイマイチ合わなかったらしい。
美味しいのに~~。
長時間露光でも星の数は少なめで、イマイチ迫力に欠けるなぁ。
まぁ、またリベンジする機会もあるでしょ。。
が、月の明るい夜だったためか、夜明けが近いせいなのか、はたまた技術的な問題なのか......
明け方に布団から抜け出して、宿から数分の場所で星景撮影にチャレンジしてみた。
さっさと寝たがっているモーを無理矢理付き合わせて、1~2杯飲んでから、布団に入った。
野辺山高原アイスキャンドルフェスティバルは、中庭に2400個のキャンドルが灯され、サービスの豚汁やお汁粉が振る舞われ、氷の巨大オブジェがライトアップされ、キャンプファイヤーが点火され、地元の小学生コーラス隊の合唱が披露され、地元チームのよさこい踊りも披露され、手品師のマジックショーが行われ、大ビンゴ大会が催され、花火が盛大に打ち上がり、展示されていた手作りアイスキャンドルのコンテスト結果が発表される、という地味なことこの上ないイベントなのだが、村民のみなさんのほのぼのとした手作り感があふれていて、なかなか素敵でした。
20:10
イベントの最後を飾る打ち上げ花火を見るために、再びアイスキャンドルフェスティバル会場に戻った。
しつこいようだが、すべて手持ちで撮影しているので、手ぶれはご愛敬、ってことで四六四九な。
デザートは、自家製だという杏ソースをかけたヨーグルト。
憶えてないけど、他にもまだ何か出てきたような気がする。
18:30
夕食をとるため、一旦旅館に戻った。
地元の食材を中心としたメニューで、地味だがなかなか美味しかった。
ニジマスの唐揚げや馬刺し、煮物。
誰でも参加可能な、手作りアイスキャンドルコンテストも行われている。
展示された作品を見て回り、我が家も投票に参加した。
なんでも、人出は例年よりむしろ多かったらしい。
野辺山は寒いから(たぶんいつもであれば、夜には零下10度を下回るのではなかろうか)、といつもは敬遠していた周囲の市町村の方々が、暖かいことが幸いして、大勢集まったのだとか。
上から見るとこんな感じ。
闇に浮かぶ八ヶ岳のシルエットもなかなか素敵だ。
それでも、暗くなってくると、それなりにイイ雰囲気。
冷蔵庫に入れるわけにもいかない氷の巨大オブジェは、すっかり元の形がわからなくなってしまい、何というか前衛的なフォルムである。
村長さんだったか、実行委員の方だったか、「みすぼらしい姿になってしまい......」と無念そうに挨拶していたのがお気の毒だった。
と言いつつ、思わずちょっと笑っちゃったけど。。。
急遽、業務用の冷蔵庫を借りてイベント当日まで保存したという多数のアイスキャンドルもどんどん溶けてしまっているようだし、
例年であれば、雪景色の中2400個のアイスキャンドルが灯る、という幻想的な光景になるらしいのだが、ここ数日の異常な暖かさと昨日の雨、今日の強風で、スタッフの苦労は大変なものだったらしい。
17:30
いよいよ、野辺山高原アイスキャンドルフェスティバル会場へ。
野辺山荘からは、車で数分の場所だ。
ちなみに、すべて手持ちで撮影しているので、手ぶれはご愛敬、ってことで四六四九な。
旅館の動物スタッフさん達は、記念撮影に応じたり接待をしたり、営業活動に励んでいた。
ちゃんと乾燥室もあるみたいだし、スキーや普通に観光をしにきた人など、ペット連れとは無縁のお客さんの方が多いので、大きな犬がいることに驚いている人もいたようだ。
この日の宿泊客で、ペットを連れていたのは我が家と隣室の方(まったく顔を合わせなかったが...)のみだったようだ。
食堂の手前に、囲炉裏を囲んだロビーがある。
1階部分に関して、食堂以外は、しつけのできたペットであれば同伴させてもかまわないようだ。
しつけの出来ていない我が家のモーちゃんは、人気がなくなってからコッソリ連れてこようっと.......
よい子はマネしないよ~に。
パイプ&シガーキャビンがある。
お酒を飲みながら、パイプやシガーを楽しむことが出来るようだ。
館内は禁煙なので、早い話が喫煙スペースでもあるということらしい。
セルフバーという体裁になっていて、お金を払い冷蔵庫の中から好きな飲み物を取るスタイル。
まぁ、後ほどお邪魔することになるだろう。
天然鉱石を利用した人工温泉とのことだったが、意外にもなかなかの泉質だった。
心なしか、お肌すべすべ。
別料金を払えば、貸し切りのジャグジー風呂もあるようだ。
それほど規模は大きくないが、様子を見ながら利用すれば、十分ゆっくりと入浴することが可能だ。
この日の宿泊客は5~6組だったので、貸し切り状態でのんびり湯につかることが出来た。
バリアフリー・中型犬以上対応の部屋は、別館1階に位置し、すぐ横に大浴場がある。
男湯と女湯は、それぞれ朝晩で入れ替わるようだ。
二日目の朝、モータンは男湯に入ろうとするところを通りかかった方に注意されたそうだ.......恥。。。
字、読めないのか?!
自由にさせておくとさすがに危険なので、モーは持参したクレートで留守番させて、館内探検に出発だ。
ぼくらのものはもちろん、ちゃんと幼児用の浴衣(&茶羽織)まで用意されていたので、思わず羽織らせて写真撮っちゃいましたよ。
日本人ですもの、畳の部屋はやっぱり落ち着くな~~。
と、普段自宅の和室は立ち入り禁止にされているモーはご満悦。
犬連れ客専門の旅館というわけではなく、オーナーが動物好きということもあり、人に迷惑をかけるようなことがなければ犬連れでも受け入れるし、バリアフリー等にも配慮し、なるべく様々な条件のお客さんが快適に過ごせるような環境作りをするという運営姿勢のようだ。
中型犬以上が利用出来るのは2室、いずれも和室である。15畳あるので、親子3人+ラブラドール1頭でも十分な広さだった。
15:15
今夜のお宿にチェックイン。
犬連れが可能な場所が多い清里のペンションなども考えたのだが、アイスキャンドルフェスティバルの会場に近い方が良いだろうということで、最終的には「野辺山荘」にお世話になることにした。
どちらかというと、母親の方が楽しんでいるようだ。。。
14:30
日陰に駐車して、二人を迎えに行った。
天気もいいし、子供ゲレンデはけっこうな賑わい。
14:00
標高1600mの羽衣池で、この程度の雪しかない。
しかし、ちょうどスキー場の最上部付近となる賽ノ河原あたりまで登れば、ある程度雪遊びも出来るだろう。
地図を見た限りでは、傾斜もさほどないし、おそらく眺望も良いはずだ。
犬連れスノーシューの悩ましいところは、雪が多くても少なくても困る、という点である。
スノーシューの醍醐味は、普段は歩けない場所を自分でトレースを付けながら進むことにあるので、踏み固められたトレッキングコースを歩いてもあまり面白くない。
しかし、深い雪の中をラッセル状態で長時間歩かせることは、犬の関節に過度の負担をかけてしまう。
要するに、犬に具合のいい雪の状態だとスノーシューは必要なくてむしろ軽アイゼンの方が便利だし、スノーシューが楽しく感じる場所だとイヌの健康管理上はちょっとアレなのだ。
そういう意味では、ニンゲン的にはちょっと雪が少ないな~、位の方がいいのだろうけれど........
モーを連れて美し森付近をちょっとお散歩。
どの程度標高を上げれば、スノーシューが楽しめそうなのか?、下見を行った。
13:30
夕方から始まるアイスキャンドルフェスティバルの前に飯盛山あたりをスノーシューで登ろう、と何となく考えていたのだが、異様なほどの暖冬の影響で、あっちにもこっちにもさっぱり雪がない。
とりあえず、形だけでも雪遊びが出来るサンメドウズ清里スキー場へ。
たしか以前はスノードッグランなるものがあったはずなのだが、場内至る所に「ペット持ち込み禁止」の注意書きが.......
今シーズンから、「ペット連れのお客様のご入場はご遠慮いただいております」とのこと。何かトラブルでもあったんですかね???.......ハァ。
客側が責任を持つのであれば、車の中などに待たせることは出来るようだが、今はまだちょっと日差しが強くて不安だ。
仕方がないので、モータンがミドリとスキー場の子供ゲレンデで遊んでいる間に、
南蛮漬けとなったヤマメの稚魚(美味しい!)は、ミドリに頭からボリボリと囓られ、
モータンは、ヤマメ南蛮漬け定食。
ぼくの定食もそうだが、シカ肉の燻製も添えられていた。
コリコリとした食感。
こちらは、ふきのとう天ぷら。
幼児にはちょっと苦いんじゃないかと思ったが、ミドリも喜んで食べていた。
近年、八ヶ岳周辺地域では増えすぎてしまったシカに頭を悩ませているようだ。
そんなことから、地元の調理師会などが鹿肉を使った料理を提案し、名物にしようという動きもあるらしい。
鹿肉料理が食べられるレストランマップなどもすでにあるようだが、鹿肉ってけっこうクセ(旨味でもある)があるし、どうなんでしょ?うまくいくのでしょうか??
それはともかく、ここ仙人小屋では、ずっと以前から冬の食材の中心は鹿肉のようだ。
ぼくは、マタギ汁定食。
要するに、骨付き鹿肉が入ったけんちん汁のようなものだ。
さすが八ヶ岳が誇る(??)ジビエ食堂である。
あらためて眺めてみると、なかなかワイルドな品書きだ。
猪顔面くんせい............
四六四九な、って言われても........
ちなみに、調味料等、天然素材価格の高騰に付き若干の値上げをしたとのこと。
それにしても、この週末の暖かさは、ちょっと不気味なほどだった。
往きの車中から見た、141号線「市場」付近の温度計は(マイナスではなくプラス)14度を指していた。
仙人も、地球の気候変動を肌で感じているようだ。
11:50
ホントはもっと早く着くはずだったのに、(いつものことだが....)お昼近くなってしまったので、久しぶりに「仙人小屋」へ。
ミドリは、初訪問だ。
軒先には、解体され皮だけ(生首付き)になったシカさんが.........
まだ乾ききっておらず、裏側には血や肉もこびり付いているので、生命感のない剥製と違い、めちゃめちゃリアル(というか、本物の亡骸そのものだが....)。
この冬、ガイドブック片手に食事をしようとこの店を訪れたものの、コレを見て菜食主義者に転向した観光客も数多いという。。。(ウソ)
2009/2/14~2/15
野辺山の旅館に一泊して、キャンプ以外では初となる犬+子連れ旅行をしてきた。
昔は、ペンション・プチホテルの類を利用して、あちこちへずいぶん旅行したものだが、モーフィーを迎えて以来、ヤツが喜ぶビブリでのキャンプが中心になってしまっている。上げ膳据え膳で食事の支度までしてもらえる旅行なんて数年ぶりだし、ミドリが生まれてからは初めてだ。
元々は、日帰りで「野辺山高原アイスキャンドルフェスティバル」を見に行くだけのつもりだった。
しかし、週明けに迎えるミドリの2歳の誕生日記念に、どうせだったら1泊して、雪遊びなんかもして.....となった次第。
※「PREVIOUS」「NEXT」でリポート内を前後移動、写真をクリックすると拡大します。
コメントいただけるようでしたら、元記事の「冬の野辺山、犬+子連れ旅行」にお願いいたします。
う~ん、まぁ見た目はアレだが、周囲の木立と屋根で日差しは遮られるので、やはり日中はありがたいかな。
もう日も暮れる時間だし、真冬なので、イビキをかいて寝ているモーは車の中で待たせることにして、入浴を済ませた。
で、余談だが、こちら「満願の湯」はスゴイです。
なにがスゴイかって?
一階の休憩所で行われているカラオケです。マジで、必見です。
地方の日帰り温泉に行くと、休憩スペースを兼ねた食事処などにステージがあり、地元の人(たぶん)を中心にカラオケが行われているのはよくあることなのだが、ここはまずマイクを持つ人の歌唱力のレベルがミョーに高い。ちょっと異様なほどです。
そして、なによりもスゴイのが、合いの手を入れてカラオケショーの場を盛り上げる専門のMC(っていうのか何なのか....)がいるのだ。
モータン&みーたんが風呂からあがるのを待っている間に、「えぇ、なにコレ?!」と漏れてくる音に驚かされただけで、実際に宴会場の中に入ったわけではないためシステムはよくわからないのだが、まず「XXさん、準備をお願いいたします」ときわめて事務的な女性のアナウンスがあり、歌唱者がステージに上がる。そして、注目すべきはその後。
紅白歌合戦の司会よろしく「冬の東北、日本海を渡る風、あの人の帰りを待って幾年月。着てはもらえぬセーターを、今まで何枚編んだことでしょう。男の身勝手と女の純情を、これほど切なく、これほど見事に、描き上げた作品を私は知りません。昭和XX年度レコード大賞最優秀XX賞受賞。今は亡きXX先生の不朽の名作「XXXXX」、今宵唱うはXX様、皆様どうぞお聴きください~~~!!!」みたいな(文章は今、ワタクシがテキトーに作りましたが....でもホントにこんな感じ)前フリを即興(たぶん)でつける謎のオジさんが、ステージ脇にいるのだ。
最初はよく聞いていなかったので、「台詞のある演歌を歌う人が、ずいんぶん多いな~」となんとなく思っていたのだが、そうではなかったのです。
いやもう、ビックリしました。あんなの、日帰り温泉で初めて見た。。。
どうも、このカラオケは、「満願の湯」の名物のようです。
詳しく調べていないのでよくわかりませんが、こちらの予選を勝ち抜くと、テレビ埼玉で放映中のカラオケ番組(!!!)に出演する権利を得るのだとか何だとか。
道理で、素人離れした強者が多いのですな。
アルプスもあれば謎のカラオケ温泉もある........
秩父、侮れませぬぞ。
おしまい。
16時半頃に駐車場に戻った後、割り引き券を持っていた日帰り温泉「満願の湯」に向かった。
駐車場で車を降りると、「犬の休憩所」なる看板が見えたので、ちょっくら見学してみることにした。
新聞か何かで知って以来、一度行ってみたいと思っている寄居のうどん店「イーハトーボ」の姉妹店だという「ゴーシュ」というお店もあったし、宝登山神社に至るこの大通りはなかなか楽しい。
うめぇ~~~!!!
シロップも絶品なのだが、なんといっても氷がスゴイ。
なんていうのかなぁ、フワッとした口溶け感が最高だし、もちろん冷たさは十分なのだがキィーンというイヤな感じがないのだ(まぁ、アレが好きって人もいるだろうけど...)。
真冬にかき氷っていうのもなぁ....と店に入る前は思っていたのだが、山歩きの後のかき氷は、ビックリするほど美味しかったです。
ちょっと病みつきになりそうな発見である。
しかし、考えてみると、ハイキングの後にかき氷を食べたのは、今回が初めてではない。以前はこれほど美味しくは感じなかったのだから、やはり手間をかけた天然氷故なのだろう。
氷池でモータンが、「氷作ってるって言うより子供みたいに氷を育てているって感じだね」と名言(??)をはいたが、まさにそんな感じ。愛を感じる美味しさでした。
夏だと1時間待ちなんてこともザラらしいから(行列するのはイヤなので、ぼくらも以前にあきらめたことがある)、冬に来るのって意外と正解なのかも。
練乳と黒糖のシロップは器に入って出てくるので、好きなだけ楽しめる。
トレッキングで失ったカロリーは、おつりが来るほど補充した.......
ぼくは、練乳。
好きな木の実をトッピング出来るので、カシューナッツをまぶしてもらった。
その上、わざわざモーフィーの様子が確認出来る席を案内してくださった。
感謝感激です。
※犬OKとかそういうお店ではありませんし、必ずしもこの場所に係留出来るというわけでもありません。
今日はけっこう歩いたし、道中いろんな人に愛想振りまいて疲れただろうから、モーにも少しフードをあげて、ゆっくり待っていてもらうことにした。
お店の方は、皆さんとても親切で感じが良かった。
店舗前のスペースにモーを係留しておいてかまわないですか?と伺うと、すぐにお水まで用意してくれました。
15:25
話の流れから想像がつくと思うが、当然のことながら阿左美冷蔵のかき氷を食べて帰ることになった。
まぁ、ちょうど帰路のルート上にあるしね。
金崎本店の方は冬期は閉めているらしいが、寶登山道店は真冬でも営業している。
ギャラリーなんかもあって、ちょっと素敵な雰囲気のお店です。
朝夕それぞれ数時間をかけて、毎日従業員の方が落葉やゴミを取り除いているとのこと。
また、雪が降ったときなどは、泊まり込みとなり、24時間体制だという。
天然の氷造り。
製氷なんて簡単に出来るであろうこの時代にあって、手間のかかる大変な重労働ですね。
14:50
「氷池」、到着。
一見すると不気味な色に感じるが、氷と水が透き通っていて、底のコンクリートの模様が浮き上がっているのだ(たぶん)。
少し前に氷を切り出した後、水を足したそうなのだが、ここ数日の暖かさでずいぶん溶けてしまったのだとか。
阿左美冷蔵さんは、温暖化の目撃者としてWWFの活動に協力しているようだ。
長年続けてこられたお仕事のスタイルを考えると、まさに死活問題であろうし、日々肌で地球の変化を感じられているということなのだろう。
距離的にはほぼ同じだが、氷池の少し先からは、ずっと車道脇を歩くことになる。
コレが、なんとも疲れた。
トレッキングシューズで舗装路を歩くのって、精神的にも肉体的にも嫌なものです。
おおざっぱだが、青が元々のプラン、赤が最終的に歩いたルートである。
時間と体力の余裕があれば往復してくるところだが......結局予定変更。
長瀞アルプスは途中で切り上げ、氷池経由でそのまま歩いて駐車場に戻ることにした。
言うなれば、臘梅、福寿草、阿左美冷蔵かき氷・その美味しさの秘密、を訪ねてというハイキングとなった。
ちなみに、野上峠や小鳥峠の辺りにも「氷池」分岐の標柱があるが、廃道と言って差し支えないほど道は荒れていた。
迷う可能性もあるので、無闇に入らない方がいいと思います。
14:30
氷池との分岐でモータンが「ちょっと見てみたい」と言い始めた。
この「氷池」とは、テレビ番組などでもよく取り上げられる、かの阿左美冷蔵のかき氷となる天然氷を作っている池なのだ。
たしかに、見学してみたいという気もする.........
何か特別なものがあるわけではないが、日当たりの良い冬枯れの尾根道は、ただ歩いているだけでも気持ちがいい。
14:00
再び静かなトレイルへ分岐する。
すぐ先の「小鳥峠」と呼ばれる辺りからが、「長瀞アルプス」と名付けられているらしい。
先ほどまでの喧噪がウソのように、静かな山道である。
しばらく急な下りが続く。
このコースは、今回とは逆に歩くと相当キツそうだ。
そんなわけで、一眼レフと大きな三脚持ったカメラマンが大勢いた。
いい写真撮れましたか~?
臘梅と福寿草と梅、ちょうど良いタイミングだったな。
ところでミドリたちはと言えば.........
かくれんぼ(??)したり、
ロープウェイ駅前では、和太鼓の演奏が行われていた。
モーたちが休憩している間に、梅や福寿草が咲き始めたというロープウェイ駅方面に行ってみた。
それと、売店のおばちゃんが愛犬のために焼いた(たぶん)ネギ抜きのおやきを無理矢理売ってもらい、モーフィーに。
ロウバイ園通路の人混みを避け、そのまま宝登山神社奥宮へ。
(大きな犬は、園内通路には連れて入らない方がいいと思います)
味噌おでんとかおにぎりで昼食を取った。
武甲山も秩父の町並みもよく見渡せる。
ついでに言えば、イメージセンサーに付いたゴミも.......
シカとかブタとか放し飼いされていて、ちょっとした野生の王国状態。
一方、父親もミニブタを激写中なのであった。
ブヒっ。
が、我が子はほったらかしで、ミニブタのビデオ撮影に夢中な母親。
ミドリ、大興奮。
動物園を組み入れたハイキングルートは、やはり子供受けがいいようだ。
と言っても、未舗装の林道をダラダラと上っていくだけ。
子供からお年寄りまで、大勢の人が歩いていた。
後で聞いた話では、ロープウェイは1時間待ちで、歩いた方が早いという事情もあったらしい。
犬は連れてる子供は背負っている、ということで沢山の方に声をかけていただいた。
どの程度の寒さになるのか見当が付かなかったので、ミドリはかなりの重装備。
宇宙服状態で、歩きにくそうだ。
また、昨日の雨はこちらでは雪になったのでは?と期待して、軽アイゼンや雪遊びの道具も持ってきたのだが、まったくそんなことはなかったようだ。残念。
2009/2/1 09:40
ロープウェイ駅のある宝登山麓有料駐車場に到着。
17時にはロープが張られて車の出入りが出来なくなるということだったが、野上駅経由で戻ってくるので、それ以降になってしまう可能性がある旨を相談したら、出入りが可能な別のスペースを融通してくれた。
勾配も緩く、犬+子連れハイカーには最適なコースだ。
今やミドリの体重も10kgを超え、荷物と一緒に背負って山道を歩くのも、かなりキツくなってきたからな。
「長瀞アルプス」という、かなり図々しいというかある種のセンス・オブ・ユーモアがあるといおうか、ともかくそういうネーミングの尾根道があることを知って以来、いつか家族で行ってみたいと思っていた。
ロウバイも見頃だろうし、福寿草も咲き始めたみたいだし、動物園もあるからミドリも楽しいだろうし、ということでまずは宝登山に登り、長瀞アルプスをのんびり歩いて、野上駅でモータンとモーフィーに待っていてもらい、ぼくとミドリは電車で長瀞まで戻り車を取ってくる、という計画を立てた。
ルートは、大体こんな感じ。
※「PREVIOUS」「NEXT」でリポート内を前後移動、写真をクリックすると拡大します。
コメントいただけるようでしたら、元記事の「臘梅、福寿草、阿左美冷蔵かき氷・その美味しさの秘密、を訪ねて」にお願いいたします。